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やってます!  16 後半戦
 アルファロメオ 145 クワドロフィリオ
今回は、イタリアンの代表車アルファ145の車検&タイミングベルト交換です。
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「無しって、どうやってるの???」、「俺たち馴れてるのは、ほぼ上死点の所で、適当にカムをロックして交換しちゃうよ・・・」
「そんな、大雑把な〜」、「ごんちゃん、この手は初めて?」、
「うん、初めてです!!!」、「じゃ〜ちゃんと作業したいよね〜」
別に初めてで無くても、この手の作業は正確にやりたいもんです

「ちょっと待ってね〜」、「有った、有った、カムシャフトを固定する
特殊工具があるから、これ使いなよ〜、これなら確実に作業できるから」、「有難うございます、早速借りに行きます」。
バイクにまたがり、雨が降りそうな天気を気にしつつも出発します
世間話もそこそこにして、相手の工場を出ようとした時です、
あ〜やっぱり、降ってきた運の無い時ってこんなもんなんでしょう。

何はともあれ、工場に戻るり作業再開です。
カバーを外し、ダイレクトのコイルをそっくり外します、さすがツインスパーク、ごつい!!!(画像2段目)
ヘッドカバーその物も、パッキンでバッチリ付いてます、プラスチック製なので、叩く事が出来ないので慎重に外します。

カバーを外し、とっとと工具を付けます、左の画像で少し太くなったブリッジが2個(上下)がそうです、これで完全にロック状態なので安心して作業が出来ます、念のため自分なりのマークも彼方此方につけて置きます。
ベルトを外し、テンショナー類を外し、音の根源であるウォーターポンプの交換です、そして更なる悪夢が幕を開けるのです・・・

取り付けのボルトを外し、取あえず手で引っ張って見る!!!
ビクともしません、やっぱりダメか〜、あんまりこじりたくないけど・・・
しょうがないよな〜、どっかこじれる場所は・・・ ここかなとホンの僅かでは有るのですが、ポンプとブロックの間に隙間がある「みみ」のような所をドライバでこじると、「パキッ!!!」、えっ!!!
そうです、あっさり折れてしまいました、他にこじれる所は無い!
プーリーを叩いて、振動させてもビクともしません、何か接着剤みたいので張り付いている様、汎用のプーラーを改造してでも使えないかと模索するが、付いている場所が悪く如何しても架からない、エンジンを下ろせば、スライディングハンマーが使えそうなのだが!、まさか下ろす訳にもいかない如何しよう、如何したもんだ。

こうなったら、最終手段ですポンプとブロックの間に「たがね」をぶち込みます、ただ余りブロック側にキズを付けると水漏れの原因になりかないので慎重に作業したいのですが、とにかくスペースが狭いのでなかなか間に入らないです、やっとの思いで入れると今度はそこの部分が、パキッと折れる始末!、こんな事の繰り返しです。

ここまでウォーターポンプのみの作業で1時間が経過・・・
ポンプは1ミリも動いていません、ただ回りが砕けていくだけです。
いや〜参ったな〜、外れねぞ〜如何しよう???
プーリーとエンジンの間に、バールを入れてこじれば何とかなるか?
でも、実際はプンプの残った耳の部分が先に当たってしまうので力が加わらない、もうこうなったらこの部分も砕くしかないだろう・・・

たがねを数本使い分けて慎重に砕いて行く、俺は彫刻家?などと思っている暇はない、どれ位の時間が経ったであろう、何とか当たりそうな部分が取れた時ポンプが僅かでは有るが抜けてきた、これはと、バールを差込みこじるがビクともしない、もうこうなったらやけだ、大型タイヤ交換用の特大バール使う、「うぉ〜りぃゃ〜、」
「こげなも〜ん」って何処の出身だ俺は!!!「東京です!!」
ここまで来ると、ギャクもこんなのしか出ない、しかも一人でやってるのに・・・、と次の瞬間、「パコッ!」、やった〜外れた〜!!!
しかもブロックのキズはたいした事ない、あ〜疲れた!!!

ここまでの時間、約2時間、外れたポンプを見てビックリ、これじゃ外れね〜よな〜、あ〜でも良かった、これで作業が進む、キズを修正して、新品のポンプを付けると、ここからはうその様に作業が順調に進みます、全ての作業が終わりエンジンを掛けると、あの小気味良いエンジン音が轟きます、ようやく悪夢の幕が閉じたのでした、あ〜疲れた!!、も〜イタ車てっ!!!
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