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ごてお の ひとり言!!! エピソード\
こだわり!、憧れ!、そしていつかは・・・
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さて皆さん、左の画像の物、何に使う道具か分かりますか?
多分殆どの方が、見たことが無い物だと思います、ですがこの道具を使ってする作業は、見たことが有ると思います。

正解は、ガスバーナーに火を点ける為のライターです。
これを、「グイッ!!」と握ると火花が散るのです。

本来、ガスバーナーに火をつけるときはこの様に、火花を飛ばす様なスパークライターを使うのが正しいやり方です。

講習等で習うはずです、そして絶対にライター(タバコ等に火を点けるライターの事)等は使わない事と言うことも・・・
でも、修理工場、板金工場でもこれを実践している所は、殆ど無いはず、ガスバーナーに火を点けるときは、先ずタバコを一本くわえて、それに火を点けそのついでにバーナーに火を点けるといったのが普通です。

自分は昔から不思議と思っていたんですよ、なぜバーナーに火をつけるためにタバコに火を点けるのか?、そしてそのまま銜えタバコで作業してるし!!!

自分は、タバコを吸わないのでライターを持ち歩く事は無いので
必然的に別に用意するわけなのだが、どうもガスライターは怖いので有る、作業の関係上火をつけ直す事が有るのだがその時は
作業着等のポケットに入れておいた物を取り出すのだが、もし作業の火花等がポケットに入ってライターが爆発したらと・・・
遠くに置いといたら、取りに行くのに面倒だし・・・

そうすると、やっぱりこの様なスパークライターが一番良いのだが
ところが、これがまた良いやつが日本に無いのである、使いづらかったり、カッコ悪かったりして!、別にこだわってる訳ではないが。
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そんな有る時、TVを見てたときに見つけたんですよカッコ良いのを、そのTVとはある技術を伝承する職人さんの話だったのですが、その技術とは「凝鉄」(確かこんな字を書くはずです)と言う技術、早い話が、船の外坂を加工する技術の事です。

「凝鉄職人」と呼ばれて要るそうです、知っている方もいると思いますが、船の外坂はある大きさに切られた鉄板を曲げ、パズルのように組み合わせて溶接して行くのですが、この鉄板を曲げるのが凝鉄職人の仕事なのですが、使う道具はデカイガスバーナーと水のホースのみ、時々ハンマーを使うみたいですが、技術の得とくが進むと殆ど使わないそうです。

見ていると正に、「神技」です一枚のただの鉄板が見る々うちに曲がる!、と言うよりは歪むといった方が近いと思います。3D映像のように立体的になるのです、炙っては、水を掛け、炙っては、水を掛けの繰り返しだけで、特に船首や船尾近いほど歪みは複雑ですが、でもこの道何十年と言う職人はあっとい間作ってしまいます。

このテレビに出ていた職人さんが使っていたスパークライターがとっても、カッコ良かったのです。
腰にぶら下げていたライターをひょいっと取り、カチーン!と言わせながら火花を飛ばすと、ボォッ〜と音を立ててバーナーに火が点く、すぐさま火の調整をする、シューと言う音を立てながら鉄板を炙り始める・・・、字で書くと分かりませんがその一連の動作がもの凄くカッコ良いのです、本人は特別意識をしている訳では無いと思いますが、長年の積み重ねで会得した一連の動作、しかしこれには無駄が無く、優美で、優雅であり、そして見た人をひき付ける魅力が有るのです。

自分も同じ物を使えば、あんなカッコよく火がつけられるのではと思い、随分探しましたが見つかりませんでした、ただ有ったにせよ同じような事が出来るわけ有りませんよね・・・ミーハーですね・・・
どうせなら、ちょっと変わった物でもと言う事でこれにしました、使ってみると以外に使いやすいのと
火を飛ばす石も、三つ付いてるのでかなり使える、値段も10個で1000円しないのである。
これを見たお客さん、楽しそうにガシャ!!ガシャ!!やってます、ちなみにUSA製、納得!

でも昔、職人の世界を目指した人たちの最初の動機は殆ど、先輩職人のカッコイイ振る舞いに有った様な気がします、あの先輩みたいにカッコよく、「すしを握りたい!!」とかね!!!。

そして、その道を極めた時に分かるのです、カッコイイから「一流」なのでは無く、一流だからこそ
「カッコ良い!!」という事を、自分もいつかはその様な時が来るのでしょうか?

いや、そのときが必ず来ることを信じて日々、技術を磨き、色々な人との出会いを大切にする
これだけですね!!!、道はまだまだ長いです。
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ごておのひとり言!