やってます！　　21　

オペル　カリブラ　

知らぬが、ほとけ・・・？？？

オペル　カリブラ　クーペボディーの、結構珍しいクルマです！！
オペルが、アジア地域から撤退してしまったので、これからのメンテナンスが一苦労です、既にヤナセ等では敬遠されるとか？？
良く壊れるのに・・・

ただ、このクルマのオーナーさんはフリーのライターでクルマ関係の仕事をメインにしているので、部品関係は海外から直接取寄せてもらってます、値段が安いので助かるそうですが緊急の場合を考慮
しなければ成りません。

それは一本の電話から始まりました、そろそろ夕方、本日の予定作業は完了し、近所のお客さんと話をしていた所に掛かって来ました。　「後藤さん、OOです、今日忙しいですか？」
私、「ん！！、如何したの」、OOさん「いや〜何かクルマに変な振動が出るんですけど？、左フロントに、何か巻き込んだ見たいなんだけど・・・」、続けて、「高速のパーキングで下を覗き込んだけど良く判らないので、リフトで上げて見てもらいたいですけど・・・大丈夫ですか？」

私、「OK〜待ってるよ〜」、OOさん「すみません、少し遅くなりますがそのまま、伺います〜」
程よくして到着、さっさとリフトに乗せてあげます。

二人で下から覗き込みます？？？
特に何か絡まってるとかは無いみたいね〜と見つめ合う・・・、決して愛し合ってる訳では無い！
もしかして、またタイヤが変形してる？、なんて冗談を言う・・・此処までは、結構余裕な二人！
このオーナーさん、以前に別の車で（やっぱりオペルでしたが）タイヤが変形して、ハンドルに振動が出ると言う、トラブルが有ったのです。（前回は国産メーカーで、今回はヨーロッパメーカーでした）

二人共、まさかそんな〜と思いつつもタイヤを回すと、いきなりOOさん、「ゲッ！！！」と声を上げます、如何したのと聞くと、OOさん、「マジ！、これってやばくない？？？」とタイヤ表面を指します
私もタイヤ表面を見ます、するとトレッドの一部が剥がれて無くなってます、しかも中のワイヤーも切れてます、こ・こ・これは・・・やばいと言うより・・・もうだめ・・・終わってます・・・ご臨終です・・・
しかも、良くタイヤを調べてみると、後ろのタイヤも一本剥がれてました、しかもこちらの方が大きく剥がれてます、残りのタイヤも内部が剥がれている様な、変形が見られました。
「いや〜非常に危ないよね〜、良くバーストしなかったね〜、高速走って来たんでしょう？」と私
OOさん、「・・・」言葉でず！！！、「参ったな〜直ぐに車検なんだよな〜また出費が！！！」
「ま〜でも、事故に成らずに良かったと言うところかな」と諦めて、タイヤを見に行くOOさんでした。

このオペル、以前はヘッドライトのバルブソケット部分が、自分の発する熱で溶けて変形
脱落寸前の所で、偶然見つけた事が有ります、これも気が付かなければ最悪の場合は
車両火災に成っていたかも知れません、ドイツ車なのにどうして、なぜ？、そっか！！！
ドイツはドイツでも、アメリカの会社の傘下だっけ、しかも部品は彼方此方の寄せ集め・・・
どうも、自爆癖が有るみたい、彼方此方自爆していてそこの修理もしなければ成らないのに

それにしても、このオペルは安心して乗れる日が来るのでしか？、オーナーさんが気の毒に
成ってきます、次は一体何処が？、どの様に壊れるのか？、興味深いです？？？
頑張れ！OOさん！、「陽は、また昇る！」って慰めに成ってない？、失礼しました・・・。