やってます! 28
フォルクス ワーゲン ポロ!!!
エアコン効かず!!!
この車年式は、平成11年ですからもう10年が経つところです。
ある日、何かエアコンが効かない様な気がすると来ました。
ま〜10年経つからな〜ガスが抜けたか〜?・・・
国産なら10年位、何でもないのですが、輸入車はね〜!!!
何て思いながら、点検にする事に。
ゲージを繋いで見ると、針が反応します!!!
多少は、ガスが入っているみたい、足りないのかな〜・・・
エンジンを掛け、エアコンON!
コンプレッサーが入ると、針が落ちて行きます(低圧側ね!)
ふ〜んやっぱり、足りね〜んだなと、ガスを取りに行く・・・
僅か数十秒の間、ゲージから目を離して再度見ると・・・
あれ!!!、何で!!!、ゲージがマイナスを指しています。
エンジン掛かってて、クラッチは入ってるって事は・・・
何処か、詰まって冷媒が回ってないって事か・・・
おお〜、これじゃ〜効かんでしょう〜、残念!!!(古っ!)
詰まってる箇所を特定するのですが場所は大抵は、エキパンか
レシーバータンクです、エキパンはエキスパンションタンクの裏側
(国産車では、ラジエーターのサブタンクと言います)
に有ります、邪魔物が有りますが何とかなります。
(3段目画像の中央の四角い箱みたいのがエキパンです。)
パイプを触って見ますが、両方とも「温い」です。
次は、レシーバータンクですがこれがバンパー右裏、ヘッドライトの
下側に有って、こっちの方がちょっと厄介、でもパイプを触るくらい
なら下から手を突っ込めば何とか!!!お〜これは!!!
片方が熱く、もう一方は冷たい!、詰まってます、ダメです。
詰まってる箇所を特定する時は、その場所の(詰まっていると思われる)前後のパイプを触って見て、極端に温度差がある所が怪しいです、しかしエキパンの所は元々温度差有るのでこの限りでは
有りません、でも十分判断材料にはなります。
他を点検すると、コンプ、コンデンサー等は、OKみたいです
エキパンも詰まりは無いみたいですが、このボックス型のエキパンは
良くトラブルを起すので念の為、交換します。
今回は純正品では無く、社外同等品と言う物です。
値段が安いので重宝します、ただたまにハズレが有るので注意!
でも、お財布の中身にはかなり「エコ」です。
この様な部品も、上手に使うと良いでしょう。
下から、2、3段目が新旧部品です。
上の四角いのが、エキパン(エキスパンションバルブ)
下の筒状の物がレシーバータンクです。
筒の下側に付いている黒い物が、圧力スイッチで、ここからガス漏れをする物が多いそうです、こちらも念の為交換しておきます。
どちらも、右側が古い部品、左が新品です。
外して見るとタンクは完全に詰まってました。
入り口から吹いて見ても、全く通りません、犯人はお前だ!!!
新しい部品をサクサク!と付け、真空引き、ガスチャージをします。
すると何と言う事でしょう!、今までの暑さが嘘のうに涼しい風が
出るではないですか・・・って、何処かで聞いたようなセルフが・・・
当社でも、色々とエアコンの修理をしてきましたが、タンク等の
詰まりが原因は初めてです。
エアコン作動中にゲージの針が、マイナスになったのも初めてだった
ので最初は「えっ!!!」と焦りましたが。
一番下の画像は、タンクを切断した物です、活性炭(黒い皿)は
まだ行けそうですが、前後のフィルターが詰まってました。
(右下の丸い物がフィルター類です)
これで、今年の暑い夏もすごせそうです。